「熱中症警戒アラート」暑さ指数33度以上で発表へ[2020/05/27 20:11]

 今年の夏に一部地域で先行実施される「熱中症警戒アラート」について、暑さ指数33度を発表の基準とするなどの具体的な運用方法がまとまりました。

 環境省と気象庁は、熱中症の発生リスクが高い日に発表して警戒を呼び掛ける「熱中症警戒アラート」を、今年の夏に関東甲信の1都8県で先行実施する予定です。27日午後、専門家による検討会が開かれ、熱中症の発生と関連が深い暑さ指数が33度を超えると予想される際に発表するなどの方法が適当だとする報告書がまとめられました。地球温暖化に伴い、熱中症による死者や搬送者は年々増加傾向にあり、おととしの夏は1500人以上が死亡しました。特に今年は、マスクの着用が熱中症のリスクを高めるとの指摘もあり、例年以上の対策が求められています。

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