有効求人倍率1.32倍 4カ月連続低下 解雇も急増[2020/05/29 10:33]

 4月の有効求人倍率は1.32倍で、4カ月連続で低下しました。職場を解雇される人も急増していて、新型コロナウイルスが雇用情勢に深刻な影響を与えています。

 厚生労働省によりますと、4月の有効求人倍率は1.32倍で、3月より0.07ポイント下がり、新型コロナウイルスの感染が広がる前の去年12月と比べると0.25ポイントの低下です。新たな求人の数は去年4月と比べて3割以上減っていて、特に宿泊や飲食業ではほぼ半減しているほか、理容室や美容室といった生活関連のサービスや映画館などの娯楽業でも44%減っています。一方、解雇や契約が更新されない雇い止めとなる人は28日までに全国で1万5823人で、今月だけで約1万2000人と急増しています。

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