専門家会議 「再流行に備え情報共有のルールを」[2020/05/30 00:30]

 政府の専門家会議は新型コロナウイルスの再流行に備えるため、地域ごとの感染の動向を国や都道府県が迅速に共有できるルールが必要だと訴えました。

 尾身茂副座長:「データはあるんだけど、それがなかなか感染症対策に活用できないというかなり重要な問題、何とかしてほしい」
 29日夜に会見した尾身副座長はこのように述べ、これまで都道府県から上がってくる感染者のデータが統一されておらず、対策に十分、生かしきれなかったなどと振り返りました。そのうえで今後、再び感染が拡大した際に感染経路などを速やかに分析できるよう国や都道府県で細かく情報共有のルールを定めるべきだと指摘しました。また、都道府県に対しては再流行に備えてPCR検査や医療体制を整備するための約50項目のチェックリストも示しました。

こちらも読まれています