「解除」後初の裁判員裁判 全員マスクで事件の審理[2020/06/01 12:02]

 大阪地方裁判所では、裁判員の席にアクリル板を設けるなどの新型コロナウイルスへの感染防止対策を取ったうえで、緊急事態宣言の解除後初めて裁判員裁判が再開されました。

 大阪地裁では緊急事態宣言の期間中、13件の裁判員裁判を含む大半の期日が取り消されました。しかし先月、緊急事態宣言が解除されたことを受け、地裁は1日朝から裁判員裁判を再開し、殺人事件の審理をしています。傍聴席の入り口には消毒液が置かれ、被告や弁護人、検察官らもマスクを着用して出廷しました。法廷では、裁判員らが座る席の間にアクリル板を設け、傍聴席を通常の3分の1程度に減らして間隔を空ける感染防止対策が取られています。審理の途中で休廷した際には、地裁の職員が入り口を全開にして廷内の換気を行いました。

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