銀座のクラブも“完全防備”で再開「覚悟決めて…」[2020/06/02 12:15]

 日本を代表する作家が通うことでも知られる東京・銀座の老舗のクラブが苦渋の決断です。客を一日1組だけ受け入れる形で約2カ月ぶりに営業を再開しました。

 ザボン、ママ・水口素子さん:「厳しいですよ、もう。売り上げがないのはこたえますよ。(家賃などで月に)100万円以上、出ていくのがこれ以上続いたらやっていけない」
 クラブ「ザボン」は1978年から銀座で40年以上、営業していて、芥川賞作家やゴルゴ13の作者・さいとうたかをさんなどが長年、通ってきた店です。店はこれ以上、休業が続けば閉店せざるを得ないとして、従業員がフェースシールドやゴム手袋を着けるなどの感染対策をして1日から営業を再開させました。
 ザボン、ママ・水口素子さん:「(銀座の)どこの店よりも早くやる以上は、それなりに覚悟を決めてやろうと思って完全防備でやりました。どんなことになっても銀座の伝統文化を残していきたいと思うんですよ」
 店は当面の間、客を一日1組だけ受け入れる形で営業していくということです。

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