ワクチン早期供給に向け生産体制を整備へ 厚労省[2020/06/03 21:50]

 新型コロナウイルスのワクチンの供給を急ぐため、厚生労働省は開発と並行しながら生産体制を整える方針を決めました。

 厚労省によりますと、新型コロナウイルスのワクチンは国内では大阪大学などで開発が進められていて、7月にも臨床試験が始まります。通常、ワクチンは開発が終わって薬事承認された後に生産体制が整えられるため、供給までに数年がかかります。厚労省は承認後、すぐに国民にワクチンが提供されるよう国の資金を投入して開発と並行しながら生産体制の整備を進めてもらうということです。第2次補正予算案に費用として1377億円を計上していて、成立後は5社程度を公募で選定し、早ければ来年前半の供給開始を目指すとしています。

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