全国のダムで水害対策用に使える容量が増加[2020/06/04 23:40]

 雨のシーズンを迎えるのを前に国が主に管理している99の水系にあるダムで水害対策のために使える容量がこれまでの約2倍に増えることになりました。

 去年10月の台風19号による大雨では関東や東北地方を中心に河川の氾濫が相次ぎ、100カ所以上で堤防が決壊しました。これを受けて国土交通省は先月、国が主に管理している99の水系のダムの管理者らと協定を結び、水害対策のために使用できるダムの容量を増やすことを決めました。これまではすべてのダムの容量の約3割にあたる46億立方メートルが利用できましたが、今年からは約6割にあたる91億立方メートルに増えます。大雨が予報される3日前から事前放流を始め、ダムの容量を減らすということです。

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