東京都が独自の抗体検査へ 研究機関内部を初撮影[2020/06/05 12:02]

 東京都は、新型コロナウイルスの感染歴を調べる抗体検査を国とは別に来週から都独自で始めることを決めました。検査をする研究機関の内部の撮影が初めて許可されました。

 東京都の医学総合研究所では、来週から来年3月まで月3000件のペースで検査が行われます。抗体検査では、過去の感染歴が分かります。
 東京都医学総合研究所・小原道法特任研究員:「(検体の中の抗体が)冷蔵庫や室温だとだんだん壊れたりする。壊れないようにするために、マイナス80度で凍らせて保存する」
 検査するのは都内14の病院の外来患者のうち、「研究目的」での使用を許可した人の血液で、2時間程度で結果が出ます。
 東京都医学総合研究所・小原道法特任研究員:「毎月、測るので感染率が地域によって変化があるかどの程度、増えていくか分かる」
 感染した人がどの地域で多いかが分かるほか、継続的な検査で季節ごとの感染状況の変化が分かる可能性もあり、都は第2波への対策などに役立てたいとしています。

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