県民投票条例案に「慎重に検討する必要」茨城県知事[2020/06/08 18:33]

 茨城県の大井川和彦知事は8日、東海第二原発の再稼働の賛否を問う県民投票条例案について「慎重に検討する必要がある」などの意見を添付して県議会に提出しました。

 条例案は市民団体が規定を超える8万6703件の署名を集めたことから、大井川知事が法令に基づき、8日に開会した県議会に意見書を添付して提出しました。意見書のなかで大井川知事は幅広い意見を聞く方法として「県民投票を含め、様々な方法がある」とし、その実施は「慎重に検討していく必要がある」としています。また、市民団体が作った条例案の記述に複数の矛盾があることも指摘するなど、県民投票の実施に後ろ向きともとれる記述が目立ちました。

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