全国路線価が5年連続で上昇 コロナ修正の可能性も[2020/07/01 12:14]

 相続税などの算出基準となる路線価が公表され、全国平均は5年連続で上昇しました。国税庁は今後、新型コロナウイルスの影響が大きくなった場合には路線価を修正する方針です。

 1月1日現在の路線価の全国平均は去年に比べて1.6%上がり、5年連続で上昇しました。全国で最も高かったのは東京・銀座の鳩居堂前で、1平方メートルあたり4592万円となり過去最高を更新しました。今回は1月現在のため、国税庁は新型コロナウイルスの影響などで今後、地価が広範囲で20%以上下落した場合には、路線価を修正して減額する方針です。
 都市未来総合研究所・平山重雄常務研究理事:「全体感からすると、そんなに不動産賃貸市場は悪くなっていない。コロナの影響が続くならば地価が下がる圧力が掛かる」
 路線価を公表後に変更することになれば初めてとなります。

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