球磨川氾濫の爪痕…町中はいま 熊本・人吉市[2020/07/04 18:45]

 九州南部を襲った大雨で川の氾濫や土砂崩れが相次いでいます。広い範囲で冠水した熊本県人吉市から報告です。

 (社会部・尾崎圭朗記者報告)
 球磨川の橋の上です。川の流れは強いです。茶色く濁ってしまっています。ただ、水位は住宅の方までは来ておらず、いったん、下がっている状況です。そして、橋の欄干部分を見てみると、奥の方は残っていますが、手前の方は流されてしまっているのが見えます。いかに水の流れが強かったのか分かります。そして、川沿いの建物の方へ来てみますと、木が窓に突き刺さっています。かなり水の流れが強かったのが分かります。そして、窓ガラスとかシャッターがかなりグニャリと曲がってしまっていて壊されてしまっています。水位としては1階のかなり高い位置まで少なくともきていたというのが分かります。そして、ある住宅では冷蔵庫が突き刺さっていて、窓ガラスが割れてしまっています。さらに隣の神社を見てみると、流木が鳥居に引っ掛かっています。かなり高い位置で水が強い流れで来ていたのが分かります。そして、町の中心部の方へ来てみると、木が町のど真ん中に残されている状態です。そして、商店立ち並ぶような区域に来てみると、消防車が見えます。さらに水が一部残っているような状況が続いています。木も流されずにそのままその場に残されていて、さらに、車が横転してしまっているのも見えます。人吉市の消防では電話がなかなかつながりにくい状況が続いているということで、救助要請をしようとしても、なかなか伝わらない状況が続いているということです。

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