都で3日連続100人超感染 他県へ移動自粛を呼びかけ[2020/07/05 06:43]

 東京都では4日に131人の新型コロナウイルス感染が確認され、3日連続で100人を超えました。小池都知事は不要不急の他県への移動を控えるよう都民に呼び掛けています。

 東京都によりますと、感染者131人のうち20代と30代が98人で、全体の7割を超えています。また、いわゆる夜の街の接待を伴う飲食店の従業員や客は62人で、このうち新宿エリアが52人、池袋エリアが2人でした。25人は新宿区のホストクラブ2店舗で行った「集団検査」で感染が明らかになったということです。3日連続で都内の新たな感染者が100人を超えるなか、小池都知事は「不要不急の他県への移動はご遠慮頂きたい」と都民に呼び掛けました。
 鹿児島県では新たに34人の感染が確認されました。このうち少なくとも30人はクラスターが発生している鹿児島市のショーパブ「NEWおだまLee男爵」の利用客とその濃厚接触者でした。このなかには枕崎市の病院の医師や看護師ら4人も含まれているということです。また、4日に北九州市や大阪府で感染が確認された男女3人もこの店を訪れていたということです。
 西村経済再生担当大臣:「若い人が多いし、陽性率もまだ低い。病床はしっかり確保できている。今の時点で緊急事態宣言を直ちに発出するような状況にはない」
 また、西村大臣は感染防止策を徹底したうえで通勤・通学などの経済活動、社会活動を広げていくことが大事だと強調し、現時点では移動を制限しない考えを示しました。

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