「心配です」コロナ禍の避難所に課題　熊本・人吉市

　熊本県では南部を流れる球磨川の氾濫などでこれまでに26人が死亡しました。市街地が広範囲に浸水した人吉市では11人が死亡しました。新型コロナウイルスの感染にも気を付けないといけない避難所の様子を人吉市の避難所から報告です。

　（内原健文アナウンサー報告）
　人吉市で最も避難者が多い人吉スポーツパレスには約600人の人が身を寄せています。避難所には長さ2メートルの布で作るパーテーションが100セット設置されています。新型コロナウイルスの感染予防とプライベート空間の確保のためで今後、300セット増設されます。新型コロナウイルスに関して聞くと、不安はあるものの、家も被災して災害の危険があるなかで避難所にいるしかなく、マスクの着用や消毒を徹底するしかないと話していました。6日からは日赤の救護所も開設され、健康面に不安を抱える人などの診察なども行われています。