JR東日本 運賃や運行ダイヤ見直し検討 利用者減で[2020/07/07 21:16]

 JR東日本は新型コロナウイルスの影響で電車の利用者が減っていることを受け、運行ダイヤや運賃の見直しを検討していると明らかにしました。

 JR東日本の深沢祐二社長は7日の会見で「ダイヤや運賃の見直しをするための検討を深めている」と話しました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で電車の利用者が減っていることに加え、需要が去年並みに回復するまで長期間かかることが予想されるためだということです。運行ダイヤについては時差通勤などでピーク時間帯の利用者が減っていることから、需要に合わせて本数を減らすことや始発を遅くしたり、終電を早くしたりする可能性があります。運賃についてはピーク時間帯を高くして利用者の少ない時間帯を安くするといった変動型も選択肢だということです。また、テレワークで出社回数が減っている人もいることから、定期券についても見直しを検討していくということです。JR東日本の先月の鉄道営業収入は去年に比べて約640億円の減収で、深沢社長は「生き残るためにどうするか考える」としています。

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