地下鉄サリン事件25年 公安調査庁が異例の海外発信[2020/07/17 23:34]

 オウム真理教による地下鉄サリン事件から25年が過ぎたことを受けて、公安調査庁は海外に向けて異例の会見を開き、「事件を忘れないでほしい」と呼び掛けました。

 公安調査庁調査第二部・渡部亜由子第一課長:「きょうは皆さんに、オウム真理教は過去のものではないと伝えたい」
 1995年3月20日、オウム真理教の幹部らが東京都内の地下鉄車内で猛毒のサリンをまき、乗客や駅員ら13人が死亡し、6200人以上が重軽傷を負いました。公安調査庁は世界的にも類を見ないテロ事件である「地下鉄サリン事件」を風化させないため、海外に向けて異例の会見を開き、当時の被害の状況や現在のオウム真理教の後継団体の活動について英語で説明しました。オウム真理教への観察処分は3年ごとに期限が更新されていて、公安調査庁は年内に後継団体の「アレフ」や「ひかりの輪」「山田らの集団」について、7回目となる更新を公安審査委員会に請求するものとみられます。

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