「電車を止めるな!」 銚子電鉄が起死回生の一手[2020/07/22 18:32]

 業績悪化にコロナが追い打ちをかけました。これまで独特な改善策を行ってきた千葉の銚子電鉄が起死回生の一手に選んだのは「映画」でした。

 千葉県、銚子電鉄。海の街を走るたった2両編成の地域の電車。長年、経営の危機を抱えてきましたが、さらにマイナス面に加速が進んでいるといいます。
 寂れた駅舎で名物「ぬれせんべい」など、ここで何度も経営の再建に取り組んできた銚子電鉄。雑然とした事務所を進むと、次の構想が…。
 銚子電鉄・竹本勝紀社長:「これが新商品の小ぶりのぬれせんべい。スーパープレミアムぬれせんべい」
 苦しそうな現状。すでにホームページのトップ画面は電車ではありません。もちろん、経営状況のまずさに気付いてないわけではありません。
 銚子電鉄・竹本勝紀社長:「元々資金繰りがギリギリの会社だったものですから、コロナの影響甚大。どうにかこうにか資金をつないでいるという状況です」
 実際、銚子電鉄の鉄道部門はかかった費用の3分の2を国、県、銚子市からの助成金で賄い、残りを菓子販売の収入という経営構造になっているといいます。そして、新型コロナウイルスが拍車を掛け…。
 銚子電鉄・竹本勝紀社長:「(4月のある日)一日の運賃収入が4480円しかなかったんですね。5月4日の売り上げは(前年比)マイナス95.8%。ほとんどゼロです」
 さらに、経営難に追い打ちをかけるのが変電所の老朽化。
 銚子電鉄・竹本勝紀社長:「(変電所の)大規模修繕を施すとコストが2億円程度かかってしまう」
 そこで、資金を調達するためにインターネット上で応援を呼び掛けたのが…。
 銚子電鉄・竹本勝紀社長:「『電車を止めるな!』でございます。銚子だけに超C級映画を作りますみたいな」
 銚子電鉄が起死回生に選んだのは、映画でした。構想1年4カ月。当初の予算をオーバーし続け、約2000万円をかけたといいます。映画の公開は現在、全国の5カ所の映画館などで予定しています。

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