認可受けずに54施設が実施 「新型出生前診断」[2020/07/22 16:56]

 生まれる前の赤ちゃんの染色体に異常がないかを調べる検査について、日本医学会の認可を受けずに検査をしている民間の医療機関が少なくとも54カ所あることが分かりました。

 妊婦の血液を使って胎児にダウン症など先天性の病気がないかを調べる「新型出生前診断」は、安易な人工妊娠中絶につながりかねないことから、カウンセリングの体制が整った大学病院など日本医学会に認定された全国109の病院に限って実施が認められています。厚生労働省の調査によりますと、学会の認可を受けていない医療機関少なくとも54カ所で検査を実施していることが分かりました。このうち、美容外科と皮膚科で半数近くを占めていたということです。厚労省は今後、検査の在り方について検討するということです。

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