熊本豪雨で水没…植物標本3万点 全国35機関で修復[2020/07/28 12:08]

 7月豪雨で被災した熊本県人吉市の人吉城歴史館では、約3万点の植物標本が浸水被害を受けました。そうした標本を救おうと全国35の機関が修復作業に取り組んでいます。

 茨城県つくば市にある国立科学博物館の研究施設に集められたのは、豪雨で水没した植物標本です。人吉城歴史館では、収蔵していた南九州の植物標本約3万3000点のうち9割が被害に遭いました。このなかには、新種発見のきっかけになった標本や、1点しかない標本も含まれている可能性があるといいます。
 国立科学博物館・海老原淳研究主幹:「修復して、最終的にきれいになって戻った標本が地元の研究に使われる。あるいは、他の研究者がそれを見て新しい種を見つけるとか、そういったことにつながっていくと良いなと思います」
 水没した植物標本はカビが生えないように乾燥させた後、1点ずつ丁寧に修復します。数が3万点にも上るため、終了のめどは立っていません。

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