気象庁が緊急地震速報出すも揺れず…会見で謝罪[2020/07/30 15:40]

 30日午前9時半すぎ、気象庁は関東地方を中心に強い揺れが来るとして緊急地震速報を出しましたが、誤報と分かり、会見を開いて謝罪しました。

 地震津波監視課・加藤孝志課長:「国民の皆様に多大なご迷惑をお掛けしたことおわびします」
 気象庁は、房総半島南方沖で強い地震が起きたとして午前9時38分に関東地方を中心に15都県に緊急地震速報を発表し、強い揺れの警戒を呼び掛けました。しかし、震度1以上の揺れは観測されませんでした。気象庁によりますと、緊急地震速報の2分前に伊豆諸島の鳥島近海で起きた地震を約450キロ離れた房総半島沖で起きた地震と決定してしまったため、マグニチュード7.3の巨大地震として緊急地震速報を出したということです。気象庁は謝罪したうえで、観測ポイントが少ない海底地震では、今後もこういった誤報が起きる可能性があるとしています。

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