日航機墜落事故から35年 群馬県上野村で追悼慰霊式[2020/08/12 18:47]

 520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から12日で35年です。群馬県上野村の慰霊の園では追悼慰霊式が始まりました。

 (社会部・前山裕一記者報告)
 追悼慰霊式は去年は遺族172人を含め、合わせて268人が出席しました。しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で規模が縮小されたため、遺族の出席が取りやめとなり、上野村や日本航空の関係者など30人程度の出席者となっています。慰霊登山についても密集を避ける目的で5日間に分散されたため、12日に慰霊登山に訪れた遺族は例年の半分ほどの人数でした。登山口には消毒液が置かれ、マスク姿で登る遺族らの姿が目立ちました。事故で弟を亡くした女性は「何年経っても悲しみと悔しさは残ったままです。弟に会えるのではないかという気持ちで登っている」と話していました。追悼慰霊式の後は事故が起きた午後6時56分に黙祷(もくとう)が捧げられます。

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