警視庁が全国警察で初のコロナ対策ガイドライン[2020/08/21 15:20]

 警視庁は全国の警察で初めて新型コロナウイルスに関する対策ガイドラインを策定しました。53人の感染者の経験をもとに感染対策と治安維持業務の両立を図ります。

 白く見えているのは、警察官が大声を出した際に出る飛沫(ひまつ)です。マスクを着用すると、ほとんど飛沫は確認できません。53人の感染者が出ている警視庁は、これまでの実態を調査・検証したうえで、全国の警察として初めて新型コロナウイルスに関する対策ガイドラインを策定しました。警察署の窓口業務などでのマスク着用徹底や、現場での感染リスクが疑われる場合は防護服を着用するほか、庁舎内や警察署内では1時間に2回の換気、1日2回以上の消毒を行います。また、感染が発覚した際は濃厚接触者を指定するとともに、「軽度接触者」という定義も作って対応するなど、クラスター化を防ぐためのガイドラインともなっています。警視庁は、「感染リスクの高い勤務環境にあっても、予防策徹底と治安維持業務の継続に向けて取り組みを進めていきたい」としています。

こちらも読まれています