東京五輪に影響は…小池都知事「非常に残念なこと」[2020/08/28 16:26]

 体調不安がささやかれていた安倍総理大臣が辞任する意向を固めたことがANNの取材で分かりました。

 (鈴木彩加記者報告)
 (Q.新型コロナウイルス対策に取り組むなか、道半ばでの辞意となるが、小池都知事はどう受け止めているか?)
 28日に総理が辞任の意向を固めたという一報はまさに小池知事が会見中に入ってきました。その受け止めについて聞かれた小池知事は「まだ今ここでうかがっているのみで、それが事実であれば非常に残念なことだ」と述べました。総理の体調不良については都庁の幹部の耳にもだいぶ前から入っていたようで、それでも複数の幹部に話を聞きますと、「まさか辞めるとは思わなかった」と驚きの声が広がっています。体調が悪いとはいえ、来年にはオリンピックを控え、コロナ対策も真っ最中です。そんななかで国のトップが変わるということの影響力を考えると28日の夕方に総理が行うとしている会見についても続投の意向を示すのだろうという見方が強かったようです。小池知事は現在、安倍総理とは比較的良好な関係を築いているようで、これまでコロナ対策についても国と足並みをそろえることで都としての対策も進めてきました。関係者によりますと、小池知事は安倍総理とも個別に連絡を取り合っていたということで、続投についても期待感を示していたということです。都庁としては今、コロナの感染者を抑え込めるかどうかその瀬戸際でありますし、オリンピックについてもこれから様々な検討が始まろうとしている時です。小池知事は先日も西村大臣や加藤大臣のところに直接、要望書を提出しにいくなど国と連携することで色んな対策を進めてきましたが、都庁ではそうしたことが停滞してしまうのではないかという不安が広がっています。

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