モーリシャス事故による環境調査 職員の派遣を延長[2020/08/31 21:02]

 モーリシャスで貨物船が座礁した事故がサンゴにどれぐらいの影響を与えているか引き続き調査をするために環境省の職員が当初、予定の1週間を延長して現地で活動を続けることになりました。

 モーリシャスの沖合で日本の貨物船「WAKASHIO」が座礁した事故で、環境省は生態系への影響を調査するために19日から職員2人を現地に派遣しています。これまでの調査によりますと、海底のサンゴが座礁した船体で砕かれ、周辺の海水が濁っているということです。この濁りで光合成が妨げられてサンゴが死ぬ恐れがあり、環境省は長期にわたって海水の濁りとサンゴの状態を調査していく必要があるとしています。調査の方法を現地の政府に指導するために環境省の職員が当初、予定していた1週間を延長して引き続き活動することになりました。環境省は今後、さらに専門家を派遣することも検討しています。

画像提供:JICA

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