事前放流は23のダム 鹿児島・長崎中心に[2020/09/04 19:41]

 台風10号への事前の対策として、4日午後3時現在、鹿児島県と長崎県を中心に6県の合わせて23のダムで事前放流が行われています。

 国土交通省によりますと、午後3時現在、事前放流を行っているのは鹿児島県では川内川第2ダム、大川ダムなど11のダムで、長崎県では繁敷ダム、川原ダムなど8つのダムです。この他に愛媛県の野村ダム、熊本県の市房ダム、宮崎県の浜ノ瀬ダム、和歌山県の七川ダムでも事前放流していて、合わせて6県23のダムとなっています。河川の水位が低いうちに事前放流をすることでダムにためることができる水の容量を増やし、台風10号に備える狙いです。今後、他のダムでも事前放流が行われる可能性があるということです。国交省は、事前放流によって大雨になる前から河川の水量が増える場合があるとして、できるだけ河川内に立ち入らないよう呼び掛けています。

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