台風10号 長崎・平戸市 午前7時すぎの様子[2020/09/07 08:40]

 台風の暴風域に入っている長崎県平戸市から報告です。

 (延増惇記者報告)
 暴風域に入っている平戸市にあるホテルの玄関からお伝えしています。風が当時に比べたら少し収まったということで、外に出て安全を確保したうえで、中継でお伝えしています。
 まず、風ですが、横なぶりの風にあおられて、雨が右から左に吹き付けているのが分かります。さらに、木々も左右に小刻みに揺れているのが分かります。若干、収まったものの、雨、風の勢いというのはまだ完全に収まったわけではありません。引き続き警戒が必要です。
 そして、波ですが、強風にあおられた海面が巻き上げられてしぶきを上げていて、うねりを伴って白波もいくつか立っています。潮位も通常に比べたらまだ上昇している状態ですので、海岸も非常に危険な状態です。
 時折、非常に強い風が吹き付けてくるので注意が必要です。そして、7日未明から明け方まで猛烈な風が吹き荒れました。それを物語っているのがこの葉っぱです。大量の葉っぱが玄関の辺りに飛び散っています。この辺りには森があり、未明から明け方まで吹いた強烈な風によって飛び散ったものと思われます。
 こちらから見える民家の屋根ですが、目立った被害は見受けられません。平戸市の消防本部によりますと、今のところ、平戸市内で台風による被害というのは確認されていないということです。ただ、突風が時折、吹き付ける時もあります。そして、滝のような雨も降りつけているので、まだまだ不安な状況が続いています。

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