全国の感染状況「お盆挟んでも減少傾向」有識者会議[2020/09/10 21:19]

 厚生労働省の有識者会議は、全国の新型コロナウイルスの感染状況について「お盆を挟んでも減少傾向が続いている」と分析しました。

 10日午後、厚労省では新型コロナウイルス対策について話し合う有識者会議が開かれました。会議では全国の感染状況について「8月の1週目をピークに減少が続いていて、お盆を挟んでもその傾向が維持されている」と分析しました。また、1人の感染者が何人にうつすかを示す「実効再生産数」は先月22日の時点で東京、大阪、愛知、福岡、沖縄でそれぞれ1を下回ったということです。接待を伴う飲食店などハイリスクな場での積極的な感染防止対策や市民の行動変容などが主な要因と分析しています。会議に出席した国立国際医療研究センターの大曲委員は入院時に重症だった患者が死亡する割合が6月5日以前は19.4%だったのに対し、それ以降は10.1%に低下したことを明らかにしました。若い年代の感染者の増加や検査体制の拡充、治療法の確立などを死亡率低下の要因に挙げています。

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