東大元総長ら「医療機関の集約化」を緊急提言[2020/09/25 17:48]

 新型コロナウイルスの感染拡大による医療崩壊を防ぐため、東京大学の元総長らが専門病院の設置や地域の診療所などを活用した検査体制の充実など緊急提言をまとめました。

 緊急提言は小宮山宏元東大総長や医療や経済学、工学者ら13人で作る研究会がまとめ、25日に発表しました。それによりますと、国内で感染が拡大した2月から6月の間のいわゆる「第一波」の際には医療資源を十分に活用できていなかった分析しました。そのうえで、感染患者を専門的に受け入れる病院の設置や検査については診療所や小規模な病院を活用して医療機関の役割分担を図り、集約化することで医療資源を有効的に活用すべきなどとする緊急提言を発表しました。また、接触確認アプリなどデジタル技術を十分に活用すれば感染拡大を防ぐことができるとしています。

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