「使命を再確認することが大切」 林検事総長が訓示[2020/09/30 23:00]

 全国の検察トップらが集まる検察長官会同が開かれ、林真琴検事総長が「気を緩めることなく検察の使命を再確認することが大切だ」と訓示しました。

 林真琴検事総長は30日に法務省で開かれた検察長官会同で、2010年に発覚した大阪地検特捜部の検事による証拠改ざん事件に触れ、「事件をきっかけに『検察の理念』を定め、様々な改善策を実施し、国民の信頼回復に努めてきた」と述べました。そのうえで、「気を緩めることなく検察の使命を改めて再確認することが大切だ」「公正誠実に、かつ熱意を持って自ら職務に取り組み、一つひとつの事件に適正に対処することによって国民の期待と信頼に応えることができるのであり、このことを常に胸に刻んで日々、職責を果たしていかねばならない」と訓示しました。また、「犯罪被害者等の心情に十分に配慮して正当な権利を尊重すること、罪を犯した者の再犯防止・社会復帰支援のために地域の取り組みを進めることにも意を用いて頂きたい」と述べました。

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