外された教授「不当な判断」6人任命求め要望書提案[2020/10/02 12:12]

 日本学術会議の梶田隆章会長は菅総理大臣が新会員候補のうち6人の任命を見送ったことについて、改めて6人を任命するよう求める要望書を出すことを総会に提案しました。

 日本学術会議は新会員候補として105人の学者を推薦しましたが、任命されたのは99人で、6人は任命されませんでした。これを受け、梶田会長は2日午前に任命を見送った理由と改めて6人を任命するよう求める要望書を出すことを総会に提案しました。
 日本学術会議会長・梶田隆章東大教授:「私たちとしては(任命が見送られた)理由が分からないので、まずは理由を知りたい」
 また、憲法学が専門で今回任命されなかった東京慈恵会医科大学の小澤隆一教授はANNの取材に対し、不当な判断だと話しました。
 任命が見送られた慈恵医大・小澤隆一教授(憲法学):「2015年の安保法制の審議の際に衆議院の中央公聴会で公述人として意見を述べました。仮にそれが今回の事態と関連しているのであれば、これは政府の推進する政策に対して一切、学術の立場からでも口を挟むなというメッセージとして受け取らざるを得ない」

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