東京五輪 簡素化で大会経費が約300億円減と発表[2020/10/07 23:30]

 来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックに向けた52項目の簡素化で、組織委員会は大会経費の削減額は約300億円になると発表しました。

 組織委・武藤事務総長:「削減効果の精査を進めた結果、暫定的な概算値ということで簡素化を行わなかった場合に比べて約300億円の削減ができたと報告しました」
 組織委・森会長:「よく300億円削ったなと僕は思います。大変な努力をしたと思います」
 大会組織委員会は7日、IOC(国際オリンピック委員会)の理事会にオンラインで参加し、合意していた52の項目の簡素化によって約300億円が削減できるという試算を報告しました。具体的には会場の仮設テントや座席、照明などの削減で約150億円、大会関係者の人数を10%から15%減らすことで約10億円、組織委員会の職員の雇用期間の見直しなどで約30億円が削減できるということです。1兆3500億円に上る大会経費からみると、削減効果は全体の2%ほどにとどまっています。

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