那須どうぶつ王国 夏生まれの赤ちゃんたち公開![2020/10/08 07:57]

 この夏に生まれた「レッサーパンダとアリクイ」の赤ちゃんが8日から公開されます。

 今年7月、栃木県那須町の「那須どうぶつ王国」で生まれた「レッサーパンダ」の双子の赤ちゃんです。生まれた時は150グラムに満たなかった体重も2カ月で10倍以上に。レッサーパンダは感染症に弱いため、飼育員さんが消毒を行うなど、常に注意を払いつつ2頭を見守ってきたということです。担当者は「動きがぎこちない様子も赤ちゃんの今ならでは。短い手足と尻尾がチャームポイントです。2頭仲良く元気に成長してほしい」と話しています。
 そして、レッサーパンダと同じく8日から公開が始まるのが「ミナミコアリクイ」の赤ちゃんです。8月25日生まれで体重は770グラムと体の大きさはまだ大人の10分の1ほどしかありません。初産だったお母さんは一生懸命、子育て中。子どもを背中に乗せ、表情からは母としての自信がうかがえます。巣箱の中にいる時間が長いため、運が良ければ必死にお母さんにしがみつく赤ちゃんの姿が見られるかもしれないということです。
 今年は新型コロナウイルスの影響で4月から5月にかけ、35日間休園するなど、大幅な減収に苦しんだ那須どうぶつ王国。苦しい状況を打開するため先月7日には、ホッキョクオオカミやスナネコの命名権などを返礼品にクラウドファンディングを始めました。すると、2日で1000万円を達成するなど大きな話題に。今月から、東京発着の旅行もGoToトラベルの対象となったこともあり、この1週間の集客状況は前年比122%と好調だといいます。担当者は「SNSで動物の成長をご覧頂いて、自粛で我慢されていた方が少しずつ戻ってきている」と手応えを感じているということです。

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