「自分で火を消す建材」火災で高温→壁から消火剤[2020/10/12 12:00]

 火災で温度が上昇すると消火剤を放出するシートが開発され、壁などに使うことで「自分で火を消す建材」になるとして開発メーカーが実験を行いました。

 開発されたシートは厚さ0.2ミリで、実験では建物の内部に貼り付けられました。温度が300度を超えるとシートから煙状の消火剤が放出されます。実験では約30秒で火が消えました。
 ヤマトプロテック中央研究所・富山昇吾所長:「京都アニメーションや首里城の火災に我々の技術を建材に使えるのではないかということで建物に展開していった」
 開発したヤマトプロテックによりますと、消火剤は人体にも害がないということです。駅や学校などの公共施設やエレベーターなど狭い空間でも設置できるとしています。

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