男性は経済的な理由、女性は家庭問題 自殺対策白書[2020/10/27 17:02]

 去年1年間で自殺した人は過去最少の約2万人でした。中高年以上では男性が経済的な理由、女性が家庭問題を苦に自殺するケースが増えているということです。

 厚労省は27日、自殺対策白書を発表しました。去年1年間の自殺者は2万169人で、統計がある1978年以降、最も少なくなりました。全体の7割以上が40歳以上となっています。自殺の理由については40歳から64歳までの男性は健康問題に次いで生活苦などの経済的な問題が多くなっていて、女性は40代で夫婦関係や子育て、55歳から64歳までは介護や看護疲れなどが多くを占めています。田村厚労大臣は「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指し取り組んでいきたい」と話しています。

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