安藤忠雄さんが語る未来…この世界をどう生き抜くか[2020/10/27 23:30]

『未来をここからプロジェクト』。報道ステーションでは『未来を人から』と題しまして、5日間連続で、時代の最先端を行く人たちに“未来”について聞いています。第2回目は、独学で建築を学び、さまざまな逆境を乗り越え、今も世界を舞台に活躍している建築家・安藤忠雄さん(79)です。

安藤さんは、今年、故郷・大阪に子どもたちのための図書館を、寄付という形で建設しました。そこには、安藤さんのある思いが込められていました。
安藤忠雄さん:「今、新型コロナウイルスで集まれない。人間にとって大変なこと。建築というのは、歴史的にも、お互いに対話をする場所、人間が集まって考える場所。コロナも大変だが、集まって“心からの会話ができない”のが、一番、大変。前は、一流大学に行って、一流企業に行って、60歳くらいで定年になってと言っていたけど、今、人生95歳まで生きる。自分がどう生きるかということをプログラムしないと。日本人は、自分で考えるのが下手。そうすると“自立した個人と責任感のある子ども”を作らないといけない。自分の考え方が出来上がるのは7、8歳。その時に本を読まないといけない。次の時代をどう生きるかを考えられる子どもを作れば“世界に通用する子ども”ができる」

安藤さんが見つめる未来とは。
安藤忠雄さん:「国もみんな分断している。自国主義ってどこに乗っているのですかと。同じ船、地球船でしょう。地球は1つだと考えた未来、日本の人たちは、科学・芸術・技術をサポートして、豊かな社会を引っ張る人を育てないといけない。分断することはいっぱいある。自分の情熱と気持ちを表さないと。言葉では通じない心をどう伝えるか。愛情というカしかない。物事に対する愛情しかない。コロナは時間がかかる。世界が変わる時に自分は何ができるかということを考えないといけない」

なお、インタビューの完全版は記事下の【「安藤忠雄さんが語る未来…この世界をどう生き抜くか」完全版】からご覧いただけます

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