それでも「日本で働きたい…」技能実習生の保護増加[2020/10/31 12:12]

 感染拡大の影響などで、実習先をやめたベトナム人技能実習生が新たな就労先を見つけられず支援団体に保護されるケースが増えていることが分かりました。

 ベトナム人技能実習生、チャン・ヴィエット・バさん(30):「前の会社は辞めたくなかったですが、すごくひどかったので(途中で)辞めました。日本で働きたいので、別の仕事を探さなければいけないです」
 新型コロナウイルスによる特例措置として技能実習生は決められた職種以外への就労を認められましたが、新たな就労先が見つからない状況は現在も続いています。約2年前に来日したチャンさんも友達の家に身を寄せて新たな就労先を探しましたが、7カ月経っても見つからず、支援団体に保護されました。
 日越ともいき支援会・吉水慈豊代表理事:「一日も早く仕事に就いてもらえるように再就職支援をやっています」
 「日越ともいき支援会」は、ベトナム人技能実習生の日本語学習や生活の支援をしていますが、9月以降、保護するケースが急増しているということです。
 神戸大学・斉藤善久准教授:「帰るに帰れない人たちや仕事が見つからない人たちに収入確保させる。少なくとも収入を得るための仕事を見つける援助は積極的に国がやるべきと思う」

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