気象庁が引っ越し 新庁舎は無料で楽しめる施設も[2020/11/16 20:44]
とれたてのバズった話題をお届けする「トレバズ」のコーナー。
(大木優紀アナウンサー)
皆さんご存知でしたか?今、気象庁ってお引っ越し中なんです。
(林美沙希アナウンサー)
えー知りませんでした。
(大木アナ)
引っ越しにともなって、無料で入場できる施設をご紹介します。一方で、ある観測が大幅減少で波紋を広げています。まずはこちら!
[地図:新旧気象庁の位置]
(大木アナ)
そもそもこれまで気象庁は大手町にありました。大手町から虎ノ門にお引っ越しということになったんですが…。
(小松靖アナウンサー)
あの竹橋の毎日新聞本社のあたりですよね。
(大木アナ)
そう、この大手町の土地を有効活用したいという政府の意向もあって今回虎ノ門に引っ越すことになった側面もあるそうなんです。で、今お引っ越し中なんですが、まさに今日から私たちの目に触れる部分が変わるんです。それがこちら!
[写真:これまでの気象庁の記者会見室]
(大木アナ)
記者会見の場所が、虎ノ門に変更になるんです。これまでの記者会見室なんですが、よく見ると左右にモノが置いてあって、割と雑多な場所だったんです。そして新しい会見場はこちらに変わります!
[写真:新しい気象庁の記者会見室]
(大木アナ)
わかります?いかがです?
(田中萌アナウンサー)
スッキリした感じ?
(林美沙希アナ)
ちょっと広くなった?
(大木アナ)
そうですね、広々していますし…。
(小松アナ)
でも基本的にはあんまり変わらないですね。
(大木アナ)
そう、お気づきになりました?(記者会見する)後ろのパネルが同じなので、長官等が喋る時にアップになった場合はほとんど変わらない。
(林美沙希アナ)
変わるの期待しちゃいました(笑)
(大木アナ)
でも、テレビ朝日の技術さんに伺ったところ、なんか配線が増えるんですって。だからこれまでよりも安定的に情報が届けられるということで技術さんとしては大歓迎だということです。
(小松アナ)
放送インフラもきっとアップグレードしたってことですよね。
(大木アナ)
そう、後ろの映像が同じだからほとんど映像は変わらないということです。で、この新しい庁舎にはこんなものがあるんです。
2階:気象庁気象科学館
津波シミュレーター・日本の四季や気象現象を学べる
1、2階:港区立みなと科学館
擬似ドローン操作・プラネタリウム
(大木アナ)
共に入場料無料なんですよ!で、プラネタリウムだけが別料金(大人600円 小学生から高校生100円)
(小松アナ)
区の施設ってことなんですか?
(大木アナ)
はい、みなと科学館に関しては港区立です。
(田中アナ)
プラネタリウムは100円で小学生から高校生は入れちゃうってことですか?
(大木アナ)
そうなんです。100円でお手頃価格で、なんか高校生のプラネタリウムデートなんかにも使えていいと思います。
(林美沙希アナ)
身近でいいですね。
(大木アナ)
そして…今まで気象庁は57もの「生物季節観測」を行っていたんです。
[図:気象庁生物季節観測一覧]
(大木アナ)
一番有名なのは桜の開花など発表してましたよね、他にもクマゼミが鳴いたとかウグイスが鳴きましたよというのを発表していたんですが、なんとこの度これが9割削減となってしまって、残されるのが植物の6種類のみになるんです。桜は残るんですけどね。
(小松アナ)
気象庁が発表する季節の訪れを告げる色んなものがいきなり縮小しちゃうということですか?
(大木アナ)
そうです。では、なぜこれだけ縮小されるか?その理由がこちら。
気象庁によると
季節の進み具合を総合的に判断する材料として活用できなくなってきた
▼都市化が進み動物や虫を観測地点(全国に数十か所)で見つけることが困難
▼季節や気温と動植物の生態の関係にブレがみられる
(大木アナ)
例えば、東京のウグイスの初鳴きというのも20年近く観測されていないんです。
(小松アナ)
えー意外!
(大木アナ)
そう、今まで通りに行かなくなってしまって…。ただ、その変化を気象環境の変化と捉えて観測し続ける事が大切だと訴える方からは非常に残念だという声も上がっています。
(小松アナ)
季語の世界だけになっちゃいますね、そうなると。
(大木アナ)
本当そうですね。大切にしていきたいと思いますね。以上今日のトレバズでした。
(「スーパーJチャンネル」11月16日放送分より)