後期高齢者の医療費 2割負担へ“5つの案”[2020/11/19 22:49]

 後期高齢者の医療費の自己負担の引き上げを巡り、2割負担を求める所得の線引きについて厚生労働省は年収155万円以上から240万円以上の間で5つの案を示しました。

 75歳以上の高齢者の医療費の自己負担は一部を除き原則1割ですが、政府は一定以上の所得がある人の負担を2割に引き上げる方針です。厚生労働省は19日の部会で引き上げの対象となる所得の線引きについて、年収155万円以上から240万円以上までの間で5つの案を示しました。155万円以上の場合、対象者は605万人に上ります。委員からは「受診控えにつながる」といった懸念や「新型コロナの影響で不安定な状況下で議論すべきではない」などの意見が出され、慎重な議論が求められました。

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