東京・調布市の道路陥没 リニア工事でも同様の不安[2020/11/21 07:20]

 先月、東京・調布市で道路が陥没した問題を受け、同じように地下でトンネル工事が予定されているリニア新幹線の沿線の住民が国土交通省に工事の安全性の説明を求めました。

 リ二アから住環境を守る田園調布住民の会・三木一彦代表:「私の家はトンネルのすぐそばで、生命・財産の危機に直面しているといっても大げさではないと思う」
 道路が陥没した調布市の地下では、巨大な筒状の機械で穴を掘り進めるシールド工法という手法でトンネル工事が行われていました。来年度からは同じ工法でリニア新幹線のトンネル工事が始まる予定で、沿線となる東京都や神奈川県などの住民が、工事の安全性や被害が出た場合の補償についての説明を国交省に求めました。国交省は、工事は安全が確認された場所で行うとしたうえで、調布市の陥没については、シールド工事との関連は分かっていないと話しました。リニア新幹線の工事をするJR東海は、ANNの取材に対して「調布市の事象も含めて工事の安全性に関する情報を集めたうえで周囲の環境に影響がないことを確認しながら工事を進めていく」とコメントしています。

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