医療態勢に危機感　専門家「命助けられなくなる」[2020/11/25 06:22]

　感染が拡大するなかで厚生労働省の会議に参加した専門家らは「このままの状況が続けば、助けられる命が助けられなくなる」と強い危機感を示しました。

　24日夜、厚生労働省に助言する有識者の会議が開かれ、新型コロナへの対応で各地の医療機関で通常の医療との両立が難しくなり始めている状況が示されました。専門家は「このままの状況が続けば、助けられる命が助けられなくなる」としています。政府に対しては、地域によって接触機会の削減など強い対策が求められると提言しました。委員の一人は「政府が打ち出す施策と現状にかなりのギャップがあり、早急に埋めないと非常に危険な状態になる」と話しました。