半年後も感染防ぐ抗体 新型コロナ回復者98%で確認[2020/12/02 12:07]

 新型コロナウイルスに感染した人のうち、98%の人の体内に半年後も感染を防ぐ抗体が残っていることが横浜市立大学の調査で分かりました。調査にあたった研究者はワクチンの開発や治療薬の開発にも応用が期待できるとしています。

 横浜市大は2月から5月に感染した376人を対象に「中和抗体」という感染や重症化を防ぐ抗体が回復後いつまで体内に残っているかを調査しました。その結果、重症や中等症の人は100%、軽症や無症状は97%、平均して全体の98%の人に半年後も中和抗体が残っていたということです。体内に入ったウイルスは表面の突起が細胞にくっ付いて細胞の中に侵入します。体内にウイルスが入ると、たくさんの種類の抗体ができますが、ウイルスの突起にくっ付いて細胞への侵入を防ぐことができるのは中和抗体だけです。
 横浜市立大学・山中竹春教授:「6カ月後にほとんどの方で中和抗体が残っていることが分かり、ワクチンの開発にも一定の期待を持たせるものではないか」
 調査に参加した50代の男性:「(コロナに)2回目かかると冷やかしも聞き、(中和抗体があり)そうじゃないと分かって家族も安心ですし、次は(私の中和抗体で)お役に立ちたい」
 これまでに海外の研究でも同様の結果が報告されていますが、半年を超える期間の大規模な調査は初めてです。ただ、中和抗体があっても感染する恐れがゼロになるわけではなく、横浜市大はマスクなどの対策は続ける必要があるとしています。

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