感染拡大は20〜50代の県をまたぐ移動が原因か[2020/12/04 09:58]

 新型コロナウイルスの対策を話し合う厚生労働省の有識者会議が3日に開かれ、20代から50代のうち県をまたぐ移動の多い人が感染を拡大させている可能性があると指摘しました。

 有識者会議は、今年1月から8月までに感染した約2万5000人を対象に移動歴を分析しました。その結果、社会活動が活発な20代から50代で県をまたいだ移動歴のある人による二次感染がその他の世代と比べて多かったということです。こうした世代は感染しても無症状や軽症のことが多く、本人が意図しないうちに感染拡大につながった可能性があると指摘しています。このほか、地方都市は医療態勢の弱い地域が多く、感染が急拡大する恐れがあるとして宿泊療養施設などの準備を直ちに進める必要があるとしました。

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