「はやぶさ2」カプセル回収 ガスを採取し簡易分析[2020/12/06 11:59]

 小惑星探査機「はやぶさ2」が分離したカプセルは6日未明にオーストラリアの砂漠に無事、着陸しました。JAXA(宇宙航空研究開発機構)が回収して現在、簡易分析が行われています。

 午前2時半ごろ、はやぶさ2から分離されたカプセルは火球となってオーストラリアの夜空を横切る様子が確認されました。カプセルはパラシュートを開き、午前3時ごろにウーメラ砂漠に無事、着陸しました。
 はやぶさ2プロジェクト・津田雄一プロジェクトマネージャー:「ほんと良かった。ほんと良かったです。本当に美しい大気圏突入でしたね。我々も感動しています」
 カプセルの中には小惑星「リュウグウ」の砂が入っているとみられます。午前7時半ごろに回収されたカプセルは近くの実験室に運ばれました。現在は中にたまっているとみられるガスを取り出し、簡易分析が行われています。その後、早ければ8日にもチャーター機で日本に運ばれ、神奈川県相模原市のJAXAの施設で詳しい分析が行われます。

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