「救える命も救えなくなる」東京都医師会が危機感[2020/12/08 20:28]

 東京都医師会の猪口正孝副会長は新型コロナウイルスで都内の入院患者が急増していることを受け、このままでは「救える命も救えなくなる」と強い危機感を示しました。

 東京都内で新型コロナウイルスに感染して入院している人は8日時点で1850人で、都が確保した新型コロナ用の病床の約7割が埋まっています。東京都医師会の猪口副会長は8日の記者会見で、このまま感染者が増え続ければ「一気に8割、9割に達する恐れがある」と話しました。また、介護が必要な高齢の感染者などを受け入れられる医療機関のベッドは限られているため、猪口副会長は「救えるはずの命が救えなくなる可能性がある」と強い危機感を示しました。東京都医師会は医療現場を守るために都民ができるのはマスクの着用や3密回避など、基本の対策を徹底することだと強く訴えています。

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