北陸新幹線金沢〜敦賀の工期遅れ 半年短縮に[2020/12/10 01:20]

 北陸新幹線の延伸工事の工期が1年半程度、遅れている問題で、国土交通省は工期を半年短縮するとした検証委員会の中間報告書案を公表しました。

 北陸新幹線の金沢駅から敦賀駅の区間は、2022年度末の開業を目指して工事が進められていますが、追加工事が必要になったことなどから現時点で1年半程度、工期が遅れ、工事費も約2880億円増える見込みとなっています。国交省の検証委員会の中間報告書案によりますと、工期については工事を終えた区間から作業員を移動させるなど人材を増やしたり、クレーン車を増したりすることなどで半年間短くできるとしています。また、工期の遅れがない区間の作業工程を見直すことで200億円余り工事費を削減できるとしています。ただし、これらは想定外の気象災害や急激な物価上昇などがないことが前提となっています。

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