拉致被害者家族が日本・北朝鮮双方に訴え[2020/12/12 18:07]

 拉致被害者の家族が「我々には時間はない。日本政府の待ちの姿勢が続くことは許されない」と訴えました。

 田口八重子さんの息子・飯塚耕一郎さん(43):「我々には時間がありません。時間が限られています。日本政府の待ちの姿勢が続くことは許されない。解決の本質と離れたものなど求めていない」
 拉致被害者・田口八重子さんの息子、飯塚耕一郎さんは都内で開かれた政府主催のシンポジウムでこのように強い口調で述べました。そのうえで問題が解決すれば北朝鮮にもメリットがあると示すなど日本政府が主体的に動くよう求めました。また、横田めぐみさんの弟・拓也さん(52)は北朝鮮の金正恩委員長に対し、「私たちの家族を返して下さい。勇気ある判断をして下さい」と訴えました。シンポジウムは北朝鮮人権侵害問題啓発週間に合わせて行われ、加藤官房長官も参加しました。

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