東京都が時短要請の期間延長へ　感染拡大止まず

　12日、東京都が確認した新型コロナウイルスの感染者は621人で過去最多を更新しました。都は、こうした感染状況を受けて飲食店などへの営業時間短縮の要請を延長する方向で調整しています。

　感染が確認されたのは、10歳未満から90代の男女621人で4日連続で500人を超えました。重症の患者は68人となり9割近くは60代以上が占めています。東京都は現在、感染拡大を防ぐために島しょ部を除く都内の酒を提供する飲食店などに営業時間を午後10時までとするよう要請しています。要請の期限は今月17日となっていますが、関係者によりますと、依然として感染が拡大し医療体制が逼迫（ひっぱく）し始めていることから都は期限を延長する方向で調整しています。現在、期間や協力金の金額などについて検討していて、週明けに国と最終調整したうえで判断する方針です。