東京　医療提供体制レベル“最も深刻”に引き上げへ

　東京都は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、「医療提供体制」に関する独自の警戒レベルについて、最も深刻な「体制が逼迫（ひっぱく）している」に引き上げる方針を固めたことが分かりました。

　東京都は現在、医療体制の逼迫具合を表す4段階のレベルを2番目に深刻なレベルとしています。しかし、今週に入って新型コロナに感染した入院患者と重症者の数はいずれも緊急事態宣言が解除されて以降、最も多くなりました。こうした状況を受けて、都は警戒レベルを最も深刻な「体制が逼迫している」に引き上げる方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。医療提供体制のレベルが最も深刻なレベルに引き上げられるのは、都が専門家を交えて分析する会議を始めた7月以降、初めてです。