今週はウィークリー企画としてお届けしてしているSDGs(持続可能な社会)。毎日、様々な議論が行われるなか、番組に対して「結局SDGsってよく分からない」という声が。そう、実は日本のSDGs認知度は3割にも満たないのが現実です。そこで17日夜のテーマは「そもそもSDGsってなんなのか」。
SDGsは「持続可能な開発目標」と訳されますが、ざっくりいうと「2030年までに世界全体での達成を目指す17個の目標」です。経済、環境、平等など、色んな社会課題をバランスを取りながら解決しようということです。環境活動家・グレタさんのように社会課題に強い関心を持つ若者たちは「SDGsネイティブ」と呼ばれ、次世代を切り拓く存在として注目が集まっています。
SDGsを取り上げるならとグレタさんに番組への出演を打診しましたが…。
グレタさんのメディア担当:「残念ですが今のところグレタはインタビューを受けられません」
そんなSDGsネイティブですが、当然、日本にも…。聖学院高校1年の山口由人くん(16)。実は彼、SDGsを啓蒙(けいもう)する会社を立ち上げるため、クラウドファンディングで資金調達。高校1年生でありながら社会起業家なんです。実際、どんなことをやっているかというと、中高生がSDGsの情報を共有できるオンラインコミュニティを運営したり、有名企業とコラボして社会課題が学べるフィールドワークイベントを開催したりと様々です。
そんな山口くん、かなりSDGsを意識した生活をしているということで、普段の生活に密着させてもらいました。
まずは、マイボトル。やってきたのは無印良品。現在198店舗に給水スポットあり、買い物をしなくてもマイボトルがあれば無料で給水ができるんです。
次は筆箱のケア。ファッションブランド・マザーハウスでは商品を長く愛用してもらうため、簡単なアフターケアであれば無料でやってくれるんです。筆箱も長く大事に使えば、ごみ削減に。
さらに、ごみ削減への取り組みも。コンポスト。この日の夕食は温かいお鍋。調理で出た生ごみを土に入れて混ぜてますが、実はこれ、野菜作りのための“堆肥”を作っているそうです。
他のSDGsネイティブたちはどんな風に考えているのでしょうか。
SDGsネイティブ・木村晃子さん(17):「安いファストファッションの服を5枚買うよりも環境に考えられた服を1着買うように心掛けてる」
SDGsネイティブ・樋澤秀悟くん(17):「僕半年ほどペットボトルを購入していません。学校にも水筒を持って行って、プラスチックの消費を抑えるようにしています」
SDGsネイティブ・藁谷詩歩さん(16):「フードロスに興味があって、自分でご飯食べる時は最初に少なめによそってからお替りするようにしていて」
“個人でも、できることはやる”それがSDGsネイティブの考え方なのですが、なぜ若者は、そこまでSDGs的行動を取れるのでしょうか。実は今、学校教育でSDGsを教えるのが当たり前。その結果、大人より、若者の方がSDGs認知度が高く生活にも根付いているのです。しかし、それゆえに世代間の分断も。
SDGsネイティブ・山口由人くん:「結構高齢な政治家の方だったんですけど、“君たちの意見はマイノリティだよね”って言われて…。これから必要なのはマイノリティの人たちからの意見をどういうふうに受け入れて同じ目的のために何かを生み出せるかってことがこれからやっていかないといけないことだと思うんですけど、対話の時点で分断されてしまうことに対してすごく違和感を感じて…」
伝えたかったのは「皆、マイノリティーなんだ」ということ。そんなSDGsネイティブ世代の活動は、今、世代を超え、さらに国境も超えているのです。
SDGsネイティブ界のリーダーとも称される伊達ルーク敬信さん(24)。国連でも講演経験のある彼ですが、もともとは、サッカーでドイツに渡るほどの腕前。20歳まではサッカー漬けの日々で、当時は環境問題に興味がなかったそう。海洋ごみから作られたシューズに一目ぼれ。そこから問題解決への使命感が沸き上がったといいます。しかし、誰もが自分ゴト化できるわけではありません。SDGsに対しては、こんなネガティブな声もあるのが現実…。「俺一人が何かやっても変わらない」「SDGsは理想論。経済発展と環境保護の両立は無理」「コロナで大変なのに、それどころじゃない…」
10代は意識高い?社会課題に関心を持つワケ
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