「N95マスク」を静電気で再利用可能にする技術開発[2020/12/18 10:56]

 新型コロナウイルスなどの医療現場で使われる高性能なN95マスクを静電気を使って再利用可能な状態にする方法を東京大学の研究者が開発しました。

 医療機関などで使用されるN95マスクは、繊維の隙間よりも小さい粒子も静電気の作用で通過させずに繊維に吸着させるため高いフィルター能力があります。ただ、静電気は湿気や洗剤で失われるため、N95マスクを洗浄するなどして再利用することは推奨されていません。
 東京大学生産技術研究所・杉原加織講師:「ニュースで、病院でN95マスクが足りないので洗って再利用しているというのを見て、これは危険だと思った」
 杉原講師によりますと、洗浄したN95マスクを静電気発生装置に3分間近付けて再び帯電させればフィルター能力が復活するということです。使用するヴァンデグラフ起電機は、価格が安いうえに電流が弱く、ペースメーカーなどを付けた人以外なら安全に扱えます。杉原講師は空気清浄機などのフィルターの再生などにもこの技術が応用できないか研究を続けるとしています。

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