新年に向け…皇居で伝統的な盆栽「春飾り」の準備[2020/12/21 20:48]

 皇居で正月を彩る伝統的な寄せ植え盆栽「春飾り」の準備が大詰めを迎えています。

 春飾りは松竹梅やフクジュソウなどの縁起物の草木をあしらった伝統的な盆栽で、毎年、正月に宮内庁の庁舎や皇居の宮殿などに飾られます。盆栽の制作は最終盤を迎えていて、21日は仕上げとなる皇居内で採取された苔(こけ)の張り付けや、川に見立てた白い砂を敷く作業が公開されました。古いもので樹齢150年ほどという梅は三分咲きで正月を迎えるのが理想とされているということで、ビニールハウスに出し入れしながら開花時期を調整しています。宮内庁によりますと、今年は新型コロナウイルスの感染対策でビニールハウス内で作業する人数を減らして準備を進めてきたということです。

こちらも読まれています